今日はゴールデンウィーク最終日。
中国では粽(チマキ)が溢れる日。
作ったり、買って来たり、とにかく家族中で粽を食べます。
その起源は楚の時代にいた優秀で人気もあった屈原という大臣に。
詩人としても有名な彼は失脚させられ、その後国は侵略され滅びます。
自分の力不足を嘆いた彼は入水自殺をします。
このことを悲しんだ人々が、魚が彼を食べなくてもいいように、
命日の5月5日に米を入れた竹筒を川に投げるようになったと云われています。
因みに沖縄や九州にもあるドラゴンボートも、
楚の人々が屈原を探しに川へ漕ぎ出したことが始まりだとか。
粽の具は中国各地で異なりますが、
大きく甘いものとしょっぱいものに区分されます。
甘いものは小豆餡か棗(ナツメ)餡を、
しょっぱいものはもち米や豚肉、腸詰、椎茸、筍、干しエビを使います。
下の写真は以前教室で作ったものです。
粽の皮は紐で結びますが、生徒さんには結ぶのが苦手な方も。
お握りのように笹にのせるだけにし、端午の節句の雰囲気を楽しみました。
私の実家のある北京では内陸部にあるので、普段口にしない海の幸を入れ、
オイスターソースで味付けしたものが一番人気。
私は棗やサンザシが入りの粽が大好きです。
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