2月9日は中国の「元霄節」(YuanXiaoJie)でした。
それは旧暦の1月15日に当たる日です。
その日、北方では「元霄」と、南方では「湯圓」(TangYuan)と呼ばれるお団子を
食べる習慣があります。
そのお団子のサイズは日本のお団子とほぼ同じですが、違うのは中に餡が
入っていることです。
各地方の代表的な食材、例えば北京の周りではサンザシ餡、ナッツ餡など。
基本的には熱々の煮汁と一緒に出される甘い餡のお団子が一番人気が
ありますが、熱々のスープの中に入れる塩味や醤油味の肉餡のお団子も
人気があります。この日は、甘党、辛党に拘わらず、寒さ厳しい季節に
好みの餡のお団子で満面の笑顔を浮かべます。
このお団子を食べ終わると、お正月気分も無くなり皆が仕事を始めることは
昔から変わっていません。
因みに、日本のお団子のように餡が入っていないタイプのお団子は、
サイズが小さく、まん丸なものになっています。
この写真は料理教室で作った、コラーゲンたっぷりのスープに入れた
豚肉餡のお団子です。